ツイッターのbotを作ってみた☆人工無能ってやつ

ツイッター面白いんですね(*’▽’)と今さら理解する

今回のコラムは「ツイッター(Twitter)のbotを作って色々わかったことを書きたいと思います。
このページをご覧になっている方で、ツイッターbotの存在を知らない方はあまりいないと思いますが、一応説明をしておきます。
bot(ボット)というのは「ロボット(Robot)」から生まれた言葉で、その名のとおりプログラムで動くロボットです。
ツイッターにはTwitter APIというデベロッパー向けのAPIが公開されていて、これを使うことで誰でもTwitter社が保有する超ビッグデータの一部を自由に利用することができます。
bot制作にあたって色々感じたことや気づいたことがあるのですが、それは次のコラムに書きたいと思います。
今回はツイッターbotのことや、僕が作ったbotの話をします。
直接的にWebマーケティングに役立つ情報ではないと思いますが、特に男性は創作意欲がくすぐられるかもしれません(^ム^)

ツイッターbotでどんなことができるの?

ツイッターのbot、つまりTwitter APIを使ってできることはかなり色々あります。
いくつか例をあげますね。

  1. あらかじめ設定しておいたつぶやきをツイートする
  2. 任意のキーワードでツイートを検索する
  3. 自分のツイッターアカウント宛のツイートや、関連ツイートを一覧で取得する
  4. 返信ツイートの情報を取得して、返信元となるツイートを取得する
  5. 任意のユーザーに対してツイートを送る
  6. 任意のユーザーをフォローする
  7. フォロー中のユーザーのうち、フォロワーになっていない人をフォロー解除する
  8. 任意のユーザーに対してDMを送信する

上記の例は一部ですが、簡単に言えば普通にツイッターのホーム画面でできる操作のほとんどがAPIでできるというわけです。
とはいえ操作は無限に行えるわけではなく、15分間に180リクエストまで、といった制限はあります。
Twitterを使っていて、「ツイッターのアプリに公式と非公式と色々種類があるけど、どうなってんの?」という疑問を持ったことはありませんか?
あれはこのTwitter APIを使って作られたサービスなんですね◎
一時期流行った自動フォローツール「鬼ったー」なんかもその一つです。
 
逆に言えば、APIを使ってできることというのは、ホーム画面でできることとほとんど変わりません。
ではAPIを使うメリットって何?ということになりますが、これはずばり自動化と時短です。
 
例えば上記の1、決まったつぶやきをツイートする場合、普通ならば毎回ホーム画面からツイート投稿しなくてはいけませんね。
しかしAPIを使えば、つぶやきの内容はあらかじめ設定したものに限られますが、自動的にツイートができます。
また2のようにツイート検索をした場合、検索結果を保存したいと思ったら通常は一つ一つコピペするしかありません。これはとても骨が折れる作業です。
APIであれば、一度のプログラム動作で最大100ツイートの情報が得られます。
データベースと組み合わせれば、一瞬で100件の情報を瞬時に取得して保存できるというわけです。
 
その他も一発でできるとわかれば、いかに便利な機能かお分かりいただけるかと思います。

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僕が作ったbotはこんなヤツです

今回、Twitter APIの練習を兼ねて制作したbotは2つです。
アカウント晒しておきますので、興味がわいた方はフォローしてみてください。
一つ目は「愛@覚えていませんか1号」です。
こいつは本当に練習で作った試作機で、決まったツイートを一定間隔でつぶやき続けます。
また、特定のキーワードを含んだツイートをした方のうち検索結果に出たユーザーを、自動的にフォローします。
フォローしたユーザーのうち、3日経ってもフォロワーになってくれなかったユーザーはフォロー解除するようにもしています。
 
もう一つは「褒めると飴くれるおじさん」です。
こいつはコミュニケーション性とゲーム性を持たせたbotで、こいつに対してツイートする(@ツイート)と、自動的にリプライ(返信)します。
返信の元となるのは、過去にTwitterで会話された誰か2人の会話フレーズがもととなっています。
したがって意味不明な会話になることもありますが(笑)、会話がしっかり成立するときもあって笑えます。
一見「人工頭脳(AI)」のようにも見えますが、言葉を学術的に解析しているわけではないので、APIユーザーの中では「人工無能」と呼ばれ楽しまれているようです。
 
そして今回工夫をしてみたのが、ツイートに対してリプライ(返信)したあとに、DMで「飴の画像のダウンロードリンクを送る」ようにしました。
飴の画像はトレーディングカードのようにしていて、今後種類を増やして出現確率を設定していく予定です。
ちなみに、万が一適合する返信内容がデータベースになかった場合、あらかじめ設定してあるツイートで返信します。
この場合は【ハズレ】となり、飴の画像はもらえません。

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くだらない遊びの中で得られたこと

そんなわけで、Twitter APIのことがだんだんわかって面白くなってきたわけですが、まあただのお遊びです。
でもその中から得られたことがけっこうありました。
まず一つ目に、我々のような一般ピーポーが、Twitter社の抱える“超・BIGデータ”の一部を使えるということ。
これはすごいことですよぉ~(*’▽’)
なんせツイッターは、ユーザー一人ひとりのデータ管理どころか、つぶやき一つ一つに「ツイートID」をつけて情報管理していますからね!
例えば僕があなたに「よろしくお願いします♪」と送ったツイートにも、固有のIDが振られるのです。驚きですね!
 
そしてもう一つは、ツイッターはFacebookなどのSNSと並び称されることが多いですが、全く異質なものでした。
これについての考察は次回のコラムで書きたいと思います。
Twitterのユーザーは若い世代が多いと言われます。その理由の一つがここにも隠されています。

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